コーヒー豆の種類による特徴を理解してお好みの豆を選びましょう!!

このブログは、家でもできるおいしいコーヒーの淹れ方を紹介します。これからこだわりのコーヒーを自分で淹れてみたいなという方、是非読んでみてください。

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コーヒー豆

コーヒーショップに行ったら産地や種類がたくさんあり、何を選んでいいのかさっぱい分からないと思います。コーヒー豆は生産国によって、味の傾向や特徴があるので、表示を見ることで豆がどの国から来たかを知ることができれば、味をイメージしやすくなります。好みの味を追求するのに、豆選びの参考にしていただきたいです。

粉タイプか豆タイプの選択

粉タイプより豆タイプの方が長持ちします。コーヒー豆は酸素に触れるほど新鮮さを失っていきます。豆タイプと比べ、粉タイプのコーヒーは表面積が大きく酸素に触れる部分が多いため、豆タイプよりも劣化は速くなってしまいます。豆を挽いた直後の豆の香りが強いので、コーヒーミルを持っているなら、豆を選択すことがお勧めです。

豆の保存

  • 紫外線から守る
  • 酸素に触れない
  • 高温多湿を避ける

これらをクリアできる場所は、冷蔵庫です。しかし、冷蔵庫から出したとき温度差が生じるため水滴が付きやすくなるので、小分けにして保存しましょう。

コーヒーの産地の選択

  • アフリカ、中東 
  • アジア、オセアニア
  • 中米
  • 南米

アフリカ、中東(芳醇で濃厚な香りと際立つ酸味)

アフリカを代表するケニアとエチオピアは、キリッとしたキレのある酸味と、柑橘系やベリー系を連想させる香りに特徴があり、ボディは軽やかです。エレガントでフルーティーな香りと酸味を楽しみたい場合にアフリカ系はおすすめです。

ケニア

呼び方
 ケニア、ケニアAA

栽培品種
 アラビカ種

香味
 水洗式アラビカ:柑橘系のフルーツのようなしっかりとした酸味とコク、芳醇で重厚な風味

エチオピア

呼び方
 モカ ゲイシャ

栽培品種
 アラビカ種

香味
 非水洗式アラビカ:フルーティーな甘い香りと柔らかな酸味とコク
 水洗式アラビカ:しっかりした酸味とコク、芳酵で重厚な風味

イエメン

呼び方
 モカ、モカマタリ

栽培品種
 アラビカ種

香味
 非水洗式アラビカ:フルーティーな甘い香りと柔らかな酸味とコク

コートジボアール

呼び方
 アイボリー ロブスタ

そのまま(ストレート)で飲まれることはほぼありません。大半がブレンドやインスタントコーヒーなどに用いられています。 なのでコートジボワールコーヒーは、その規模からは不思議とその名が見かけられない品種です。

栽培品種
 カネフォラ種ロブスタ

香味
 非水洗式カネフォラ:柔らかな苦味と独特の香ばしさ

タンザニア

呼び方
 キリマンジャロ、タンザニア

栽培品種
 アラビカ種

香味 
 水洗式アラビカ:しっかりした酸味とコク、芳酵で重厚な風味

ルワンダ

呼び方
 ルワンダ

栽培品種
 アラビカ種ブルボン(スペシャルティコーヒー)
 ロブスタ種(スペシャルコーヒー以外)

香味 
 水洗式アラビカ:オレンジのような柑橘系のフレーバーを持ち、優雅な酸味ほどよいコク

アジア・オセアニア(ボディと苦味の重厚な風味)

有名な銘柄はインドネシアのマンデリンで、土っぽさを感じさせる香り、重厚感のあるボディ、程良い苦味が調和しています。深煎りにも適しており、苦味とコク、エキゾチックな香りを楽しめます。

インドネシア

呼び方
 アラビカ種は「マンデリン」「バリ アラビカ」「ガヨ マウンテン」「トラジャコーヒー」
 「キンタマーニコーヒー」「コピ・ルアク(ジャコウネココーヒー)」「フローレス アラビカ」
 
 カネフォラ種ロブスタは「ジャワ ロブスタ」「インドネシア ロブスタ」
 「コピ・ルアク(ジャコウネココーヒー)」

栽培品種
 アラビカ種、カネフォラ種ロブスタ

香味 
 半水洗式(スマトラ式)アラビカ:香り、酸味、コクのバランスがよい重厚な風味
 非水洗式カネフォラ:柔らかな苦味と独特の香ばしさ
 半水洗式(スマトラ式)カネフォラ:すっきりした苦味と特有の香ばしさ
 

中国

呼び方
 中国

栽培品種
 アラビカ種、カネフォラ種ロブスタ

香味
 アラビカ種:ナッツのような風味と適度なコク、チェリーのようなやわらかい酸味

インド

呼び方
 インド

栽培品種
 アラビカ種、カネフォラ種ロブスタ

香味 
 水洗式アラビカ:軽やかな酸味とコク、穏やかな風味
 水洗式カネフォラ:すっきりした苦味と特有の香ばしさ

ベトナム

呼び方
ベトナムアラビカ
ベトナムロブスタ(単品ではなく、ブレンド用に用いられる)

栽培品種
 カネフォラ種ロブスタ、アラビカ種

香味
 非水洗式カネフォラ:柔らかな苦味と独特の香ばしさ

オーストラリア

呼び方
 オーストラリア

栽培品種
 アラビカ種

香味
 アラビカ種:フルーティーでなめらかな口当たり、穏やかな酸味

中米

軽やかな味わいや柑橘系の爽やかな酸味は中米で栽培されたコーヒーの大きな特徴です。中米は酸味に伴うフルーティーさを味わう絶好の栽培エリアだと言えます。

グアテマラ

呼び方
 グアテマラ(ガテマラ)

栽培品種
 アラビカ種

香味
 水洗式アラビカ:甘い香りとすっきりした酸味、爽やかな後味

コスタリカ

呼び方
 コスタリカ

栽培品種
 アラビカ種

香味
 半水洗式(ハニープロセス)アラビカ種:透明感のある明るい酸味と長く続く甘い余韻

エルサルバドル

呼び方
 エルサルバドル

栽培品種
 アラビカ種

香味
 水洗式アラビカ:甘い香りとすっきりした酸味、爽やかな後味

ホンジュラス

呼び方
 ホンジュラス

栽培品種
 アラビカ種

香味
 水洗式アラビカ:甘い香りとすっきりした酸味、爽やかな後味

メキシコ

呼び方
 メキシコ

栽培品種
 アラビカ種

香味
 水洗式アラビカ:甘い香りとすっきりした酸味、爽やかな後味

ジャマイカ

呼び方
 ブルーマウンテンエリア:ブルーマウンテン
 その他:ハイマウンテン

栽培品種
 アラビカ種

香味
 水洗式アラビカ:香り、酸味、コクのバランスがとれた軽やかな風味

ハワイ

呼び方
 ハワイコナ、コナ、ハワイコナ エクストラファンシー

栽培品種
 アラビカ種

香味
 水洗式アラビカ:爽やかな酸味と適度なコク

南米

南米のコーヒーは、甘味と酸味のバランスが取れた味わいです。より酸味が抑えられたコーヒーはブラジル、バランスは重要視で酸味のあるのはコロンビアです。

ブラジル

呼び方
 ブラジル
 サントス港にちなんでサントスともよばれる

栽培品種
 アラビカ種/カネフォラ種ロブスタ

香味
 非水洗式アラビカ:甘みを伴った、やわらかな苦味と適度な酸味(90%以上がこの製法)
 水洗式アラビカ:甘い香りとすっきりした酸味、爽やかな後味

コロンビア

呼び方
 コンビア、コロンビアメデリン、コロンビアスプレモ

栽培品種
 アラビカ種

香味
 水洗式アラビカ:甘い香りとしっかりした酸味とコク、重厚な風味

ストレートとブレンド

単一の産地のコーヒー豆をストレートといい、産地ごとの特徴を味わうことができます。
複数の産地のコーヒー豆を、割合を決めて配合したものをブレンドといい、ストレートコーヒーだけでは出せない風味、好みにあったおいしいコーヒーを造ることができます。

代表的なブレンド

酸味や苦味といった風味の特徴ごとに、代表的な配合をご紹介します。

酸味が特徴

コロンビア:3 ブラジル:3 モカ:2 グアテマラ:2

苦みが特徴

コロンビア:3 ブラジル:3 キリマンジャロ:2 ロブスタ:2

コクが特徴

コロンビア:4 ブラジル:2 マンデリン:2 グアテマラ:2

親しみのある配合

コロンビア:4 ブラジル:3 モカ:2 ロブスタ:1

探偵物語、工藤ちゃんブレンド

キリマンジャロ:3 モカ:2 ブルーマウンテン:5

コーヒー豆の比較表

コーヒー豆の種類

アラビカ種とカネフェラ種ロブスタの特徴
コーヒー豆を大きく分類すると、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種の3種類に分けられます。しかし「リベリカ種」は栽培地や生産量も限られていてほぼ流通していません。植物分類学的に言うと「被子植物門・双子葉植物網・アカネ目・アカネ科・コフィア属・エウコフィア亜属・エリトロコフィア節」の「アラビカ種」「カネフォラ種」です。

焙煎

コーヒー豆の焙煎の違いとは
コーヒー豆の焙煎とは、生豆を煎ることです。生豆を煎ることで本来のコーヒー豆の色に変わります。煎る時間にによって浅煎り、中煎り、深煎りの大きく分けて3段階の焙煎度になります。焙煎度によっては、酸味や苦味が変わって来ます。

コーヒー精製方法

コーヒーの精製方法
コーヒー豆は、赤い実「コーヒーチェリー」の種子です。コーヒーチェリーは、外側から果皮、果肉、ミューシレージ(粘質)、パーチメント(内果皮)、シルバースキン(銀皮)、種子(コーヒー豆)の構造になっています。この種子の外側の部分を取り除き、焙煎前の生豆(なままめ)と呼ばれる状態にする工程のことを精製といいます。

コーヒー豆のグレード

コーヒー豆のグレード
コーヒー豆のグレードを知っておくと、コーヒー豆選びで役立ちます。生産地によって評価や表記が違うので、知っておくとお求め安くなります。

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