コーヒー豆をミルで挽いた際に、目的の粒度とは別に細かい粉が現れます。これを微粉といいます。これは、コーヒーミルの種類によって多く出たり少なく出たりします。プロペラ式のように砕いて豆を挽くタイプは微粉が多く出て、フラットカット刃のように切って挽くタイプは微粉が少ないです。この微粉がコーヒーにどのように影響があるか説明します。
微粉は取り除く必要があるのか
微粉があった状態で、コーヒーを淹れると苦味やエグみの原因になります。取り除くことによってスッキリとした味わいになります。これだけ聞くと、微粉は取り除いたほうがいいとは思いますが、実はそうでもありません。微粉がある程度あったほうが美味しいこともあります。
焙煎によっては、取り除かないほうが美味しい
微粉は、苦味やエグみの原因であるため取り除いたほうが良さそうですが、全てではありません。焙煎度によっては微粉がある程度あった方が美味しくなります。浅煎りでは、スッキリと酸味を楽しみたいのであれば苦味が邪魔になります。この場合は、微粉を取り除くことによって酸味が強調されスッキリと味わえます。逆に、深煎りでは、コクと苦味を楽しむことになるので、微粉は取り除かない方が美味しくなります。その間の中煎りでは、取り過ぎないように微粉を調整しましょう。
まとめ
浅煎り:微粉は取り除いた方がスッキリと酸味が強調され美味しい
深煎り:微粉は取り除かない方がコクと苦味を楽しめる
中煎り:酸味とコクと苦味のバランスが取れた味わいなので、微粉は好みで調整する。
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