安いコーヒーメーカーを使うよりハンドドリップで淹れた方が格段においしいです。水の温度によって、味が変わりお湯の淹れ方によっても味が変わってきます。これを習得しておくとコーヒーメーカーの選び方も変わってくると思います。今回は、ハンドドリップの基本的なやり方についてお話します。
必要な器具
- ペーパーフィルター
- ドリッパー
- サーバー
- 細口ドリップポット
- コーヒーカップ
ハンドドリップの淹れ方
準備するコーヒー豆の分量は??
豆の量は2杯までは10gづつ増え3杯から8gづつ増えます。これは、豆が増えると抽出速度が遅くなり濃くなってしまうからです。お湯の量はコーヒーカップ1杯150mlだからです。
- 1杯 150ml:10g
- 2杯 300ml:20g
- 3杯 450ml:28g
- 4杯 600ml:36g
- 5杯 750ml:44g
準備する水と温度は??
コーヒーに適しているのは軟水です。硬水だとミネラル分が多く、苦味が増してしまったり口当たりも固い感じになってしまうからです。
理想的な水の温度は85度から95度です。水道水でも構わないので、できればドリップポット用の温度計がありますので、これをつけてドッリプの温度を把握しましょう。
温度を高くしすぎると、苦みや酸味が強く出すぎるのではなく、余計な雑味が出てきます。
温度は、高くしすぎないようにしましょう。
- 浅煎りは味が出にくいので高い温度(90度以上)
- 中煎りはその中間(88度程度)
- 深煎りは苦味が出やすいので低い温度(85度前後)
ペーパーの準備
必ずドリッパーに合ったペーパーを隙間なくセットしてください。
例えば、カリタ式ドリッパーであれば、カリタ純正のドリッパーを使用してください。
フィルターにコーヒー粉を入れる
粉を入れたら、なるべく表面が平らになるように軽く振ってください。
お湯を注いで抽出
最初にやってほしいのが蒸らしです。お湯をそっと注ぎ、20秒ほどそのままにして蒸らします。注ぐお湯の量は20ml程度です。サーバーにポタポタとお湯が数滴落ちてきたら蒸らしはOKです。蒸らしは、コーヒーのおいしい成分を十分に引き出します。
そして、コーヒー粉の中心に、小さな円を描くように、お湯を3回に分けて注ぎます。水面が上から1/3程度減ったら次のお湯を注ぐようにします。注ぐお湯の量とサーバーに落ちるコーヒーの量が同じになるように注いでみるとよいと思います。コーヒーの粉を平らにならした面と、ポットから注ぐお湯の角度が「90度」になるように静かに注ぎましょう。けして、フィルターをつたわしてはいけませんよ。コーヒー成分が十分に抽出できません。最後まで、落としきる前にドリッパーを外しましょう。コーヒーの雑味成分が落ちてしまします。
ドリッパーによっては淹れ方に違いがあり、味も変わってきます。
出来上がり
コーヒーが抽出出来たら、カップに移ししてください。できたらカップは温めておいた方がよいでしょう。
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